対岸には、世界文化遺産に登録されている、日本三景のひとつ安芸の宮島。宮島との間に広がる大野瀬戸では、広島名産の牡蠣の養殖が盛んに行われています。そして振り返ると、標高596mの経小屋山が悠然と広がっています。
昭和2年、広島県佐伯郡大野村（現 廿日市市）で創業しました。主に、箸箱の製造をしておりました。その後、花台や無垢家具づくりが中心となりました。さらに、自社ブランド「WOODY」を立ち上げ、現在はパイン家具・カントリー家具の製造に力を入れています。時代の変遷とともに、つくるものは変化していますが、どんな時代であっても木製品を作り続けてまいりました。これからも、木製品を皆様にお届けすることで、木の魅力を少しでもお伝えできればと考えております。
私たちがつくる木製品は、大量生産ができるわけではありませんし、木という「生き物」を素材にしているため、決して安価な商品ではないかもしれません。だからこそ、素材の特性を見極め、素材の良さを最大限に引き出し、常に真摯な気持ちで木製品づくりに携わっています。なにひとつ中途半端なことは許されません。
インターネットというメディアを使うことで、広島県廿日市市から日本全国に情報発信できる魅力はあります。パソコンモニターを通してでは、木製品の魅力を表現しきれないジレンマもありますが、おひとりでも多く、生活に寄り添える木製品をお届けできれば幸いです。